「他人への期待値メーター」の目盛りを低くしておくと不満を感じにくくなるかも、という話

不満を感じる時は、相手に「こうしてくれるはず」と期待していることが多いような気がしています。

 

例えば、

 

この位は言わなくても分かってくれるはず、という相手への期待があれば、分かってくれなかった時に不満を感じます。

 

もしくは自分の中に「こうあるべき」という基準があれば、その基準を相手が満たしてくれることを期待している場合があります。

 

「人に仕事を振る時は具体的に指示を出すべき」という基準があれば、他人にもその基準を期待するので、相手が自分に仕事を振る時に丸投げしてきたら「人に仕事を振るのに丸投げとかありえない!」と不満を感じます。

 

自分が持っている基準を相手にも期待したのに、相手がその基準を満たしてくれなかったから不満に感じます。

 

私は「心が平穏な状態であることが大事」という考え方を持っているので、不満というのはなるべく感じない状態にしていきたいです。

 

日常でイライラ、ムカムカしたくないんですね。

 

さらに、他人を変えるのではなく自分の認識や考え方を変えることによって、その状態を実現したい、という考え方を持っています。

 

で、どうするかというと、他人への期待が原因で不満が発生するなら、原因に対してアプローチすれば結果も変わるだろうと。

 

自分の感情と向き合ったり、考え方の方向性を変えてみようと試みる時に結構イメージの力を使います。

 

今回であれば、自分の中に「他人への期待値メーター」なるものをイメージします。

 

何か詳細に思い描く必要はなくて、ほんとうにシンプルな0~100までの目盛りがあるメーターです。

 

この「他人への期待値メーター」の数値が高くなればなるほど、その期待が満たされなかった場合の不満は大きくなります。

 

逆に、数値が低くなればなるほど、他人への期待値が低いので、他人が期待を満たしてくれなくても不満を感じにくくなります。

 

この「他人への期待値メーター」を0(ゼロ)に設定します。

 

他人への期待値が0(ゼロ)ですから、他人に何も期待しない、ということになります。

 

その設定をした状態で日常を過ごしてみます。

 

何かに不満を感じたら、「相手に何を勝手に期待していたか」を言葉にしてみます。

 

で、その期待値を0(ゼロ)設定。

 

日常を「相手への期待」という観点で観察することで、「あ、自分は相手にこんなことを勝手に期待していたんだ」と気づくことになります。

 

相手が提供してくれることを約束してくれた訳でもないのに、です。

 

見方を変えると、「不満は自分が勝手に作りだしていた」とも言えます。