人生=桃鉄と考えてみると遠回りも悪くない

夢、目標、理想を叶えたいと思った時に、現在地から一直線に線を引いて、その線の上を最短距離で進みたいと考えがちです。

 

ただ、回り道、遠回りした方が結果的に自分にとってプラスになることがある、ということも知っておいたほうがよいと思います。

 

これは、人生=桃鉄と考えてみると分かりやすいかもしれません。

 

現在地が那覇で、次の目的地が札幌だとします。

 

ぶっとびカードを使って、運よく1回で札幌に着いたとします。

 

一番乗りなので、賞金がもらえますし、その賞金を使って札幌の物件を買い占めることもできます。

 

ただ、那覇から札幌に至るまでの道のりで他の駅に止まって物件を買い占めることも、青マスに止まって臨時収入を得ることも、赤マスにとまってマイナスを経験することも、黄マスに止まってカードをゲットすることもできません。

 

那覇から札幌までに止まる各駅で得られるものは多様な経験であり、各駅の物件は資産です。

 

人生の中で経験する様々なことも資産といえます。

 

最短距離で向かうことができずに、途中で挫折や足止め、遠回り、回り道をする時もあるかもしれません。

 

貧乏神に取りつかれて、どん底を経験することもあるかもしれません。

 

その中で何を得るのか、得ないのか。

 

経験したことから何を学ぶのか、学ばないのか。

 

経験したことを活かすのか、活かさないのか。

 

人生の糧とするのか、しないのか。

 

人生で起きたことの意味を考えるのか、考えないのか。

 

こういったことの積み重ねをしていくと、ぶっ飛びカードで一気に札幌に到着した人と比較して、多様な経験という資産は増え続けていきますし、回り道、遠回りの中で経験した苦労が実は自分を助けてくれていたり、自分が成長するための気づきを与えてくれていた、ということに気づくかもしれません。